エラスチンとスポーツ


スポーツにおいて、身体の柔軟性と弾力性は必須なもの。

その柔軟性と弾力性を生み出しているのがエラスチンというタンパク質です。

エラスチンの豊富な、しなやかで弾力性のある筋肉は、力が出やすく、疲れにくい筋肉となります。

靭帯には特に多くのエラスチンが含まれていることが知られており、滑らかな関節の動きと安定性をサポートします。

さらに、エラスチンには、損傷した部位の修復が早まるといった報告もされており、筋肉、靭帯、筋膜の柔軟性向上によって、ケガをしにくい状態になるだけでなく、ケガをした後のリカバリーも早まるのです。

また、肺や血管の弾力性もエラスチンが担っているため、疲労回復や体力、持久力などスポーツに必要な心肺機能にもエラスチンは大きくかかわっています。

このようにエラスチンは、パフォーマンスにおける「しなやかさ」「力強さ」「躍動感」の源であり、そのパフォーマンスを維持できる「持久力」、更には「スポーツ障害の予防と回復」にも関わる、スポーツにおいて大切なタンパク質なのです。

ところが、このエラスチンは様々な要因によって、含有量が低下してしまうことが知られています。

 

①加齢

エラスチンは20歳をピークに加齢とともに作られにくくなっていきます。

 

②合わない使い方

エラスチンはタンパク質なので、アミノ酸でできています。エラスチン特有のゴムの弾力性はアミノ酸の分子配列が乱れることによっても低下することが知られています。身体を動かすことによって起こる振動や電気的変化は、アミノ酸の分子配列にも影響します。合わない身体の使い方は、アミノ酸の分子配列を乱し、エラスチン本来の機能を低下させるため、壊れやすくなることが考えられます。

 

③ケガ、手術

肉離れや靭帯損傷をした部位、また手術による創傷部位は瘢痕組織となります。瘢痕組織は修復過程でコラーゲンが集まってできた組織であり、その部位のエラスチン量は減少することが知られています。

 

これらの要因によるエラスチン量の低下は、パフォーマンスの低下やケガのしやすさ、疲れやすさを生んでいきます。

したがって、身体のエラスチン量を増やし、組織の柔軟性と弾力性を保つことは大切なことであり、動くための基本的な身体状態を作ってくれることになるのです。

身体のエラスチン量を増やすためには、エラスチンを摂取することが必要とされています。それが、エラスチンを作り出すための材料と刺激となり、生成を活性化してくれるのです。

スポーツにおいて、パフォーマンスを高めていくうえでも、より安全に長く競技生活を続けていくうえでも、継続して摂取していく必要のあるタンパク質であるといえます。