エラスチンとは?


以前は60兆個といわれていたヒトの細胞ですが、最近では、37兆個というのが有力視されてきています。それらの膨大な数の細胞の外側を埋め尽くしている構造体、それが細胞外基質です。

細胞外基質は、細胞同士をつなぎ合わせ、情報の伝達をしているだけでなく、細胞の増殖・分化など細胞自身の活動に影響を及ぼしたり、また免疫や創傷治癒、加齢など生命活動にも大きくか関わったりしています。また、生体組織を支持する役割も持っており、「第2の骨格」とよばれています。

この細胞外基質に最も多く含まれているのが、膠原繊維の主成分であるコラーゲンです。生体タンパク質の約1/4を占めています。その次に多いのが、弾性繊維の主成分であるエラスチンです。

エラスチンとは、特殊な架橋構造に富んだ、ゴムの性質を持つ弾性タンパク質です。この性質により、身体組織に弾力性と伸縮性を与えています。

筋肉、血管、肺、皮膚などの弾力の源は、このエラスチンなのです。

特に靭帯に多く、項靭帯、黄色靭帯などでは80%も占めています。